先日11月26日に、朝日新聞静岡版に掲載されたこの記事。
もう何十年も内浦湾の海底に眠っている「海底ハウス二世」を、我々で潜水調査した際の内容が掲載されました。
そうそうこの田中和栄さんが主になり、1970年代に造った海底居住施設。
ちなみにこの本に写っているのは「海底ハウス一世」なのですけどね。
前回の調査では「床面」のみしか海底では見つからず、いったい上モノ(壁や屋根の部分の箱状の部分)はどこにいったのか??
つい先日まで謎のままになっていました。
ちなみに当時、ダイビング誌に掲載された「海底ハウス二世」に関するページです。
まさに普通の家ですよね。
しかし先日、ある関係スジより、その「上モノ」ではないか!? という有力な情報が飛び込んでまいりました。
そうなれば潜って確かめに行かねばなりますまい。
・・・ということで、調査チームメンバーを緊急徴収。
本日確かめに行って参りました。
・・・で、現物はコレです。
たっ、確かにデカイ!!
すっ、すげーーーー!!
でも先日調査した床面の面積にはちょっとマッチしないかな??
ちょっと小さいような・・・。
窓の形状も違うし・・・。
うーん、無念・・・。
別モノだったようです。
・・・とは言え、これだけデカイ人工物。
ワクワクドキドキ感が急上昇でした。
しかも内部にも楽々進入できました。
でも水底はフッカフカのシルト質。
かなり熟練のスキルが問われる、ある意味ハードなダイビングとなりました。
窓枠辺りにはこんなのも。
おっ、ハーネス付きのシリンダーを発見!!
中にまだ高圧のガス・・・入ってなきゃいいんですけど。
外側はこんな。
もうこれは十分、レックと言えるようなレベル!!
迫力あったなぁ~。
調査というより、探検でしたもん。
ついでに透明度の良さもあり、先日調査した床面の方もしっかり見てみようということで、そちら側にも行ってきました。
やっぱり広角で見ると、その広さやデカさが十分わかりますね。
んっ⁇
なんだコレ・・・。
あぁ、この部分(左側)かな??
まぁ残念ながら、結局のところ実際の上モノではなかったようですが、それにしても巨大な人工物が眠る内浦湾の海底。
身近な海のようでいて、まだまだ未知な部分が満載です。
だからこそすんごく面白いんですけどね。
ちなみに今回の調査の模様は、今週末12月8日(土)に、朝日新聞静岡版の朝刊および、朝日新聞デジタルに掲載される予定です。
さぁ話は変わって、スタッフのさゆりちゃんとあゆみちゃん。
今日は仕事をサボッ、あっ、いや、お休みで、沼津港近くにあるお洒落なカフェ「ポートカフェ」さんに行き、「クリスマスリースの作り方ワークショップ」に参加。
二人とも、真剣な表情。
シーボーンアートも含め、もうクラフト道まっしぐらですな・・。
マリンセンターの女性スタッフたち。
・・・で、完成品。
まずはあゆみちゃん作のリース。
なんか、口開けてる顔みたい。
笑ってる。
・・・と思うと、ちょっと怖いな。
そして、さゆりちゃん作のリース。
これも顔みたい。
こわっ。
でも二人とも、頑張った力作なのにね。
お疲れ様でした。
ところで肝心の今日の海。
予報通りに東よりの風にて、全域穏やかな海上コンディションでした。
透明度は絶好調が続いており、今日も10~15mでした。
水温は20℃台をキープしております。
明日はしっかり平沢ビーチの生物層の様子なども、このブログにアップしますからね。
その明日ですが、天気は未明辺りより下り坂となるようで、残念な雨マーク。
でも北東の風になるため、海は穏やかさがキープされそうです。
陽気は暖かだった今日とは一転、冷たくなりそうですけどね。